文章や絵の生成、情報収集、プログラミングとできることが増え、どんどん私たちの身近になっているAI(人工知能)。将来、人間の仕事がなくなる?AIと人間は共生できる?そもそもAIって何をしているの?そんな不安がある読者もいるのではないでしょうか。
今回は、岡山でAIの開発をおこなう企業の先駆けといえる、株式会社アイティーシーで働く藤原周大さんと上野さん(仮名)に、大学で情報通信工学を学んでいる学生・あかりんが気になる疑問をぶつけてくれました!
目次
岡山から首都圏を支えるAIの開発技術
AIを活用したITシステムのコンサルティング

具体的には、電力業界のお客様が持っている大量のデータを蓄積し、分析するシステムを作っています。システムの修正をしたり、システムに新しい機能を追加したりもしますよ。AIの活用や開発は、実案件化している企業が岡山には少ないので、会社としても1つアピールポイントなんです。

ITシステム全体のコンサルティングというと、お客様が使用しているシステムをどのように変えたり、取り組んでいる業務をどのようにシステム化したりするか、具体的にご提案することを指します。
まずはシステムの仕様を確認して、お客様と打ち合わせをする。打ち合わせた内容を設計書のようなものに落とし込み、プログラムを作る。システムが完成したらテストをして動作確認をした後、お客様に納品し、お客様側でも問題なく使えているかを確認するところまでが、大まかな仕事の流れです。



「いつ、何個売れた」というデータを約1年分蓄えて、統計学などを用いてAIに学習させて、明日は何個売れるか予測するシステムを作ります。そうすることで商品の廃棄量をできるだけ少なくすることができます。
東京の企業を岡山から支える「ニアショア開発」


僕の事業部では、チャットボットの開発や販売をする東京の企業を、岡山からリモートでサポートしています。「ニアショア開発」といって、首都圏の仕事の一部を地方で担い、首都圏と地方で並行して開発を進めます。

東京の案件を岡山で請け負うことで、お客様のコストを下げることができるんです。東京は岡山よりも物価や単価が高い。岡山で開発できることでお客様にとって大きなメリットがあり、「ニアショア開発」は弊社の強みとなっています。
IT業界はAIと共生しながら発展していく

FDUAは、金融のデータをどのようにデータを活用して業務の効率化などを図るかなど、もっとよりよくしていこうと話し合ったり情報交換をしたりする協会です。会員には、東京に拠点があるような大手の金融機関や、我々のようなAIなどを強みに持っているIT企業などがいます。FDUAに入会していることを活かして、FinTechの分野で強みを発揮して発展していくと思います。

AI技術が成熟していくことで、AIが使われているソフトが増え、さらに身近になっていくのではないでしょうか。そういうソフトが当たり前に使われることで、人間がするべき仕事がどんどん減り、より時間をかけたい作業に集中できるようになっていくと思います。人間がするべき仕事をAIが代替することで、人間の補佐としてAIが活躍する未来が訪れるんじゃないかなと思います。

例えば、そのソースコードが問題ないかは人間が判断する必要がある。なので、AIを活用すると書く作業は減らせますが、結局は人間側に知識がないといけないので、今のところは完全にAIに任せることはできない状態です。

入社時に必要なのは・・・



ただ、技能や資格は持っていったほうが、入社後に他の人と差をつけることができます。技能面では、すぐに業務に活かせるExcelやPowerPointの使い方を知っているといいですね。資格だと「ITパスポート」や「基本情報技術者」を持っていると、なお良いと言えます。


エンジニアの仕事は想定外!?
入社年数関係なく意見を出して活躍できる

先日、事務所のレイアウトを変えようという話になりました。誰かが変えるのではなく、「オフィスレイアウト変更プロジェクト」と名前をつけてプロジェクト化しました。予算を組んで、皆で何を買うか考えたり意見を出し合ったりして進めたんですよ。



「フリーアドレス」を採用し、私物や小物は個人に割り当てられたロッカーへ
パソコンの作業時間よりも人と話す時間が多い!?





お客様の作業時間を短くするために
システムの大量データの処理は、多くの場合夜におこなわれます。夜間バッチという、処理の順序を決めて、スタートしたらザーッと処理が流れていく仕組みがあって、だいたい夜9時くらいから翌朝3時くらいにかけて、データがどんどん処理されていくんです。 あるとき、お客様から「処理に時間がかかっている部分がある。どうにかしてくれないか」と相談がありました。調べてみると、処理のなかにいろんな機能が組み合わさっていて、1つの処理に2時間もかかっている機能があったんです。一晩の処理の時間は限られているので、1か所に2時間かかると大問題。考えていろいろと試して直した結果、なんと処理にかかる時間を2時間から、10分に縮めることができたんです!

岡山県内の保険業務をおこなう企業からのご相談でした。その企業では、Excelのファイルを毎月新しく10ファイル以上作って事務関係の処理をしているとのことで、どうにかシステム化できないかという内容でした。システムの仕様を考えるためには、その企業がどういう業務をしていて、どんな処理が必要かを知らなければなりません。 僕には保険業務の知識がまったくなかったので、お客様に業務内容について細かく聞き込みました。仕事の内容や流れを理解したうえで「どうすれば作業を楽にできるか」を考えて、システムを作って納品したんです。「作業時間が短くなって楽になりました」と目の前でお客様が喜んでくださった姿を見て、すごく嬉しかったですね。
技術の進化に追いつくために日々勉強

もう1つは、積極的に行動できる人ですね。最近特に、IT業界では新しい技術がどんどん出てきているので、自分で勉強しないと置いてかれてしまう。主体的であったり積極的であったりすることはすごく大事な姿勢だと思います。
2つ目が自分で率先して動ける人。思いや考えを共有した後に、自分で考えて動いてくれる人は、一緒に仕事をするうえでとてもありがたい。そういう人は自主的に勉強したり、業務の最適化していない部分に気づいたりするんです。

社員さんのトレーニング



(編集:金城 奈々恵)


