今やどの業態にも必要となっているIT技術。販売や会計、業務管理などのシステムにアプリやホームページ、さまざまな分野で私たちの生活や職場を支えています。
株式会社システムタイズは、情報システムのコンサルティングから開発、運用・保守まで幅広いサービスを提供する会社として設立されました。しかし、最先端のIT業界で幅広いソリューションを提供する一方で、なんと、進学塾やパン工房まで経営するチャレンジャーです。
めまぐるしく進化するIT業界の中で異業種にまで参入する、その心は。
今回は大学生の景山さんが、人と人とつながり・「絆」を大事にする株式会社システムタイズのみなさんにお話を伺いました。
目次
安定と挑戦!「システムタイズならでは」を求めて


営業統括部所属。営業担当として顧客獲得だけでなく、システムの運用・保守などの管理業務も行う一方で採用活動の企画立案も手掛ける。

岡山県内の大学に在学中の大学生。NPO法人だっぴのインターン生として10月から参加、企業取材に挑戦中。
主力事業はシステム開発、大手企業との連携で安定成長



この他にも、ホームページや動画の作成、紙の媒体チラシなどのデザイン・制作も手掛けています。







プログラムの開発だけが当社の仕事ではないので、プログラム開発が苦手な人には保守や運用を担当してもらいますし、システム開発の他にも営業や経理といった部署もあります。
入社時点で重要なのは、論理的思考力があることだと思っています。


「塾にパン屋」多角経営にチャレンジ。なんと塾経営は15年継続






塾は社長が子供が好きだったから始めたと聞いています。2010年に開校したので、もう15年ぐらいになりますね。利益が出るまで10年かかりました。



今では、短期のプログラミング教室などを開校することもあり、当社のSEが教えています。

イベント企画や忘年会で社員の「絆」を構築




また、毎年12月には全社員が岡山本社に集まり、家族も参加OKで忘年会をしているのですが、その会が始まる前に、各管理者からの推薦があった社員に対して年間表彰をします。
北海道や東京、大阪、岡山にしても、ベネッセや富士通にいる人や、テレワークしてる人など、本社以外で本当にたくさんの社員が働いていて、普段会うのは10人から20人ぐらいなんです。そのタイミングでいろんな人に会って話をする機会になればと思っています。
未経験者でもIT業界で活躍する谷口さん
きっかけは教育実習での成功体験


「これではいけない」と仕切り直す中で、以前教育実習で私が作成した動画や資料を「すごいな」と褒めてもらえたことを思い出し、「パソコンに触る仕事がいいのかも」と思ったことが大きなきっかけになったと思います。
そのときすでに就職説明会は終わってしまっていたのですが、社長は面接の機会を設けてくれました。ITが今後、世界で欠かせない存在になるということ、その中でどのような立ち位置でシステムタイズが社会に貢献していくのかということ、そういった将来ビジョンを語ってくださいました。そのうえで、それについて私が何を考えているのか、その中で私がどのようにしてみたいか意見を求めてくださったことが印象深く、この会社で働いてみたいという思いに至りました。
社長自らが傾聴してくれたことで踏み出せた1歩


一つは顧客のシステムの運用や保守を定期的に行ったり、問題が起きた時の対応。これが私の売り上げのメインの業務になります。それから、他の営業社員の補助やかつての顧客への営業的な仕事、そして採用活動に関わる企画と説明会などへの出席、インターンシップの企画です。


チームで実際の仕事の流れを模しながら作ってもらい、5日間で完成させてプレゼンテーションをしてもらいます。


ですが、そんな苦しい時期、社長は積極的に話を聞いてくれました。それを励みに運用方針を自分で決めたりする中で少しずつ自信もついて、現在の「3つの仕事を兼務するスタイル」が出来てきました。
「あの時社長に話を聞いてもらえたことが、今につながっている」と、今でも感謝しています。


私はSEではないので、ソフトの開発などの物づくりではお客様に貢献はできません。しかし、コミュニケーションの中で、自分なりに調べて工夫してお伝えしたことが、誠意と共に伝わってお客様の助けになるんです。これがモチベーションですね。そういう小さな喜びの積み重ねがあるから、今も仕事に取り組めているのだと思います。


アンテナを高く!好奇心を持って取り組もう


私としては、月並みですけど、優しい人、明るい人、人の痛みがわかる人、寄り添える人と一緒に働きたいなって思いますね。
そして私自身の反省も含めて、アンテナを高く貼ってちゃんと情報収集することが大事だと思います。

仕事では、チームでの協力やお客様とのやり取りなど、人との関わりが欠かせません。最近社内で「ほめ合い」を行いました。相手のいいところを見つけて伝えること、自分の強みをアピールすることは、一見簡単そうに見えて意識しないと意外と難しいものです。コミュニケーションは単なる会話ではなく、信頼関係を築き、チームの力を引き出すための重要なスキルです。日々の生活の中で「伝える」「認める」「受け取る」力を意識しながら、自分の可能性を広げていってください。私たちも、そんな皆さんと一緒に成長できることを楽しみにしています。


(編集:柚木 佑佳/執筆:井ノ上 美恵子)
専務取締役。経営戦略の立案・実行、事業計画の策定、管理全般を担当。社内の人材育成や働きやすい環境づくりにも貢献し、企業の持続的成長を支える。