今回のテーマは受験勉強!
ひとくちに受験といっても、入試の方法や受ける科目も人それぞれで違いますよね。
受験勉強ってけっこう孤独で不安な時間です。
そこで! 今回は東京大学と岡山大学に現役合格した先輩たちに「わたしと受験勉強」というテーマでいろいろと教えてもらいました。受験との向き合い方から、役立つ勉強法、まさかの失敗談まで、エピソードが満載。ぜひ参考にしてみてください!
【プロフィール】
今回お話を聞かせてもらった先輩たちをご紹介!
岡山大学 グローバルディスカバリープログラム1回生。総合型選抜(AO)を活用。高校入学時から受験を見すえて動いた計画派。
岡山大学 理学部3回生。自称「学校大好き人間」。受験も予備校より学校の勉強に力を入れていました!
岡山大学 工学部3回生。勉強は納得いくまで突き詰めて考えたいタイプ。学校と予備校をバランスよく活用派。
目次
受験期間中の学校生活、どうしてた?
「受験科目こそ、学校の授業で頑張る!」
「自分で勉強出来るから」という理由で授業に出ないのも、一つのやり方ですがやっぱり学校の授業はいいと思います。決まった時間集中することで結果的に効率がいい!とも言えますよね。授業中に関係のない教科を勉強する「内職」もトータルで見ると効率は落ちるような気がします。
\わたし流メモ/
「定期的なアウトプットは必須!」
推薦や総合型選抜も一般入試も、どこからが受験勉強なのか境目はありません。だからこそ授業を受けた後に実際の問題を解く、単語帳に暗記用マーカーで線を引いて効率的に問題を自作するといったアウトプットを日頃から行いましょう。
\わたし流メモ/
「テスト準備は二週間前から入念に!」
総合型選抜や推薦では評定平均が超重要。科目数が多いので、テスト二週間前からスタートさせましょう。苦手科目は後半に残さず先に手をつけるのがセオリーですが、やる気がでない時は得意科目から始めるなど柔軟に対応して、モチベーションを維持させることを大事にしましょう。問題数の少ない古典を短く、現代文を長めに設定するなど科目ごとにかける時間をあらかじめ決めておくと見通しがつきます。
\わたし流メモ/
「“宝”は進路室にあり!?」
勉強より手前の「受験情報」調べってあまりやってないんじゃないでしょうか?それ、すごくもったいないです。私は、自分が岡山大学の推薦試験枠を受験できることを、進路室でたまたま見つけた「受験方法ガイド」とうい分厚い本をめくっていた時に知りました。
まだ自分が知らない良い学校はたくさんあります。自分の選択肢を知るためにも、意外と学校の進路室に置いてある資料が役立ったりします。行ってみても損はしないと思いますよ!
\わたし流メモ/
教科学習、おすすめの勉強法は?
「数学は基礎を徹底していました!」
私は数学がすごく苦手でした。国立の一般入試はどこも数学が課されてしまうので、なんとか克服しようと頑張りましたが・・・正直辛かったです。
私の場合はあの分厚いチャート式の単元毎に説明してある「基本パターン」をとりあえず覚える。それができたら実際の問題を解く。それをひたすら繰り返しました。理解するというよりは基本の解き方をパターン化して頭に入れる方が自分の中でわかりやすかったんです。問題を見る度に、「このパターンは前にやったあの解き方のパターンかな」と基本の分類に当てはめる練習を繰り返しました。
\わたし流メモ/
「国語と英語は応用問題の回数をこなして得点力をアップしました!」
国語と英語が得意な人は、基礎のステップは飛ばして、過去問や難しめの応用問題などの数をとにかくこなすのも手です。いろんな出題方式に慣れますし、こちらの作業は自分の中でも解きやすいので、どんどん「はい次!」って前向きにこなせましたね。
\わたし流メモ/
「“流行り”の勉強法や参考書にはご用心」
結局、自分に合った勉強法や参考書を見つけたらそれを信じてつき進んで!という話です。たとえば「15分集中勉強法」や「単語帳は〇〇が良いらしいよ」とか「〇〇予備校の夏期講習受ける?」とか、受験期間中はいろいろと耳にすると思います。みんながやってるから、という理由でやった勉強を振り返ってみると「やらなくてもよかったかも」と思うものが結構あります。自分のやり方を信じるのは大変だけど、一番大事だと思います。
\わたし流メモ/
総合型選抜・推薦対策の人へのアドバイスは?
「総合型選抜・推薦は、直前一ヶ月間集中する!」
書類作成や小論文対策に一ヶ月全力で取り組み、その間一般入試対策は忘れましょう。ほぼ10:0ぐらいの割合で取り組んでも、書類提出後に一般入試対策に戻ればバランスがうまく取れます。
面接対策は、書類選考後一般入試対策と半分くらいのウェイトをとって準備します。
\わたし流メモ/
「面接対策は必ず客観的な意見をもらおう!」
内容に磨きをかけるため、面接練習はなるべく多くの人にお願いして様々な角度の意見をもらいましょう。アウトプット量も自然と確保できますし、自分だけでは気づかない発見が得られます。
入試形態やそこで求められるものについて把握している先生を学校や塾で見つけてサポートをお願いできると非常に心強いです。
\わたし流メモ/
やる気がでない……そんなときは?
「自分が合格した後の生活をイメージしよう!」
なんのために大変な受験勉強をやっているのか。それはもちろん志望校で大学生活を送るため!
だからこそ、その大学や行った先の町の情報を集めて「こんな大学生活を送るんだ!」というイメージをふくらませて、やる気を大幅アップさせましょう。
大学生活の具体的な情報って意外と見つけづらいんですが、インスタなどのSNSで在学生や、身近に活躍する卒業生の比較的軽めの情報を探してみると結構見つかりますよ!
\わたし流メモ/
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「学校や塾の自習室、図書室を利用しよう!」
家で勉強していると、ついベッドに吸い込まれたりスマホに手が伸びたりしちゃいます。それならばいっそ他の人が周りに見えている状態を作ることで、自分に「ちゃんとやれよ!」という意識を引き出しちゃいましょう。
「周りに負けたくない」「何もしていないと思われたくない」「サボったりもしている人もいる中で頑張っている自分を感じたい」などそれぞれ感覚は様々ですが、おしなべて効果は抜群です。
\わたし流メモ/
【まとめ】自分スタイルの勉強法を見つけ出そう!
- 自分なりのスタイルや勉強法を見つけるべく、日々コツコツ努力してね。
- 成果はすぐに出なくても諦めないで!
- 大学生になった自分をイメージして前向きに!
受験方法も勉強法もリフレッシュ法もそれぞれ自分に合った形をみつけていくことが大事なんだと思います。それは受験だけじゃなく、その後の人生にもつながります。
最初は人のマネから入ってもいいので、試しながら自分を見つめて徐々に自分に合っているかを見極めていってください。成果が出ずに伸び悩む時期は必ずありますが、諦めずに取り組めば自分なりの形が3年間で見えてくるはずです。
周りを頼り、自分のやる気ポイントを上手にくすぐりながら大学受験を突破してください!!
東京大学 文科一類2回生。推薦入試を活用。受験や学校に限らない、普段からの学びを大切にしていました!